富山県生活協同組合

知って得する認知症講座

開催日
2020/02/25(火) 13:30~15:00
開催場所
サロン城東
講師
輝 城東施設長 藤井孝司
託児
なし
主催
サロン城東運営委員会
定員
20名

担当者レポート

小規模多機能型居宅介護施設「輝 城東」に併設されているサロン城東で、輝 城東の藤井施設長による認知症サポーター養成講座を開催しました。

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初めに、認知症とはどんな病気であるかを教わりました。

認知症は、「認知機能」が低下する病気です。
認知機能とは、五感を通して脳に入る情報から自分が置かれている状況を認識したり、言葉を操ったり、計算したりする知的機能のことで、認知症はこの機能が低下し、人の手助けなしに生活できなくなる状態になることをいいます。
認知症にはアルツハイマー型や脳血管性、レビー小体型など、いくつかの種類があり、いずれにしても早期発見・早期治療が大切です。
「おかしいな」と思うことがあったら、できるだけ早く病院へ行き、脳の状態をきちんと診察してもらってほしいと藤井施設長はおっしゃっていました。

 

認知症が疑われる症状

物忘れがひどい
しまい忘れが増え、いつも何かを探している

理解・判断力が衰える
料理や片づけ、計算、運転のミスが多くなった
テレビ番組の内容が理解できなくなった

人柄が変わる
些細なことで怒りっぽくなった
周りへの気遣いがなくなり頑固になった

不安感が強い
一人になると怖がったりさみしがったりする
外出するとき持物を何度も確かめる

時間や場所が分からない
慣れた道でも迷うことがある

意欲がなくなる
身だしなみにかまわなくなった
何をするのも億劫がり嫌がる

 

認知症になった人は、物事を覚えられなかったり、時間や場所・人のことが分からなくなったり、計画を立てて行動できなくなったりします。
そのせいで何かを間違えたり失敗したときに周囲の人間がそれを責めてしまうと、自信や元気をなくし、よりいっそう症状が進んでしまいます。逆に、周囲の人が認知症を正しく理解して適切に対応することで緩やかに症状が改善し、その人が望む暮らしを長く続けることができるようになるのです。

「適切な対応」はその時々によって違い、答えは一つではありません。
ですが、認知症の症状で一番困っているのは本人です。自分の状況や周りのことが分からない不安や焦りに寄り添って接してあげることが大切になります。

認知症の人との接し方「3つのない」プラス1

  1. 驚かせない
  2. 急がせない
  3. 否定しない
  4. 自尊心を傷つけない

認知症の人は五感を通して脳に入る情報から自分が置かれている状況を認識する力が弱くなっています。
そのため、離れたところから声をかけても、自分が話しかけられているということが認識できません。
相手に自分や目の前にあるものを確実に認識してもらえるように、相手の視野に入ってから目線を合わせて近づき、ゆっくり、はっきり、優しい口調で話しかけることが大切です。
そうすることで認知症の人を驚かせず、不安にさせないことができます。

 

認知症は家族や、周りの人や、自分自身がかかるかもしれない病気です。
認知症について正しく理解し、偏見を持たずにさりげなく援助し、頼れる機関につないであげる認知症サポーターになって、心のバリアフリー社会を作りましょう。